青の中を泳ぐ

倉庫 .。.:*☆

もう…

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もう二度と逢えない事がこんなにも

痛いと思わなかった

いや、こんな日が本当に来ると

思いたくなかったから

ただ現実から

目を逸らしてただけかも知れない

ただの自己満足

脆い糸

いつ切れてもおかしくないのに

勝手に繋がっている気になっていた

満ち潮に呑まれた砂の城

もう元の姿には戻れない

掬い上げた砂が手の隙間から溢れ落ちる

ただぼんやり残骸が

風に攫われて行くのを眺めるだけ

安心して

もう追わないから

もう瞳に映し合う事など無いのだから