青の中を泳ぐ

倉庫 .。.:*☆

妄想族

無題

日付変更線はもう越えた 戻らなければならない時間が 来てしまったのよシンデレラ 言いそびれたサヨナラの代わりに ガラスの靴は置いて行くわね 楽しかった時間はすぐに終わってしまうけど 温もりはそのままにして行くわね その温もりもやがて夜空を巡る ス…

無題

誰のせいでもない 自身が招いた結果 うまくいかなかった事 叶わなかった想いや届かなかった手紙 たくさんの悲しみが心に散らばる 同じ闇なら広大な宙に葬って いつか光輝く星になるといい 目に映るもの全て 自分好みであって欲しいと 願った罰 望まないエン…

もう…

もう二度と逢えない事がこんなにも 痛いと思わなかった いや、こんな日が本当に来ると 思いたくなかったから ただ現実から 目を逸らしてただけかも知れない ただの自己満足 脆い糸 いつ切れてもおかしくないのに 勝手に繋がっている気になっていた 満ち潮に…

夏のせい sideB

未来からの手紙

お元気ですか 今の君は少し疲れを感じていませんか? 今の君の住んでる世界は物凄い勢いで ひとつの時代に幕を降ろそうとしていますね 色々な事が変わり過ぎる日々に君は 置いてけぼりだ…と少々、弱音を吐いていましたね 今の君は自分にやさしく出来てますか…

彷徨う

何処へ行くのだろう何処へ還るのだろうこの身は朽ち果てられるのだろうか地に戻れるのだろうか彷徨う先は誰にもわからないエメラルドの宝石が散りばめられた鮮やかな水色の海漂って辿り付く浜辺には誰もいないゆらゆら揺れる 迷子の風が話し相手クラゲにもな…

魔女の子

私は魔女の子 お姉ちゃんは優秀な魔女 魔法学校でも常にトップクラス 空も飛べるし、何にでもなれる 人の心も変えられる だけど、彼女の笑顔を見たことない 同じ姉妹なのに、私は落ちこぼれ ママはお姉ちゃんを見習いなさいと言うけど 暗い森になんか行きた…

台風

憎しみからは 何も生まれない そんなことは わかっているよ 大切なものを壊されたのだ 憎しみからは 何も生まれないけど 憎しみから癒えぬ傷が形を残す 人の心なんて知らないよ アンタらだって地球(こっち)の気持ちわかってないだろ 祈っても無駄だよ 神さ…

9月の人魚

8月の夢は 弾けて消えた 初めから無かったものだと思おうとしても 芽生えた感情は簡単に消えなくて困る 人魚は海に帰れずにいた 憧れの王子は隣町の姫と 熱愛中だという噂を聞いてしまった そうか… どうりで最近 忙しいわけね ロマンティックな人生なんて …

A M 0 : 0 0

夜が揺らめく 銀色の波ひっそりざわつく海辺の夢いつもより清々しくそよぐ風夏の魔法を静かに解かすまどろみと覚醒の狭間で波の音を聴く 午前零時涼しそうに笑う月散らばる星たちがそこらじゅうで乱舞し 深夜を見つめる晩夏の夜の夢*・゜゚・*:.。..。.:*・'🌙*:.。. …

人魚の夏休み

カレンダーの中 立秋という文字が涼しそうに泳ぎ出すソーダ水の中の入道雲攫わないで 雷雲よ眩しい汗と煌めく笑顔叶わなくても…生命がどこまでも続く 歌を歌いたい魔女の呪いが解け ご褒美にせっかく神様から いただいた声この声でたくさん君と話をしようこ…

刹那

賑やかな祭囃子裸電球に照らされた 幻燈の夜店楽しそうに はしゃぐ人々に混じってはぐれないように…を言い訳にして「 手を繋ごう 」なんて、とても言えないよく冷えたペットボトル蒸し暑さにボーっとしてる あなたの頬に押し当てる怒られちゃうかな…でも、つ…

夏のせい sideA

解放

サカナ

ワタシは魚 どこかの海を泳いでた群れになって流れて泳ぐ潮の流れに上手く乗れずに仲間たちから責められたワタシの名前を呼ぶ声がする嬉しくなって 群れから外れた上手く泳げないワタシに寄り添ってくれるその時は幸せだと思ってたここはどこ…?濁った水 狭…

over the galaxy

連れてって… 散りばめられた 星の海 助走をつけて飛び立てば 重く立ち込めた雨雲も 超えられそうな気がするの 夜の闇に浮かび上がる 満天の星 銀に光る河跳び越えて 天の川へDiveしようか しあわせとせつなさ 交互に波打つ あれから一年過ごしてきたの 眩し…

amore

なんて… 一生言わない 。。

うお座

春の風になれたら

まだ寒い冬の朝 潜る布団に消えていく泡沫の夢 微笑んでいた あなたは誰なの? 出るか出ないかは キミ次第だよ 眠気まなこの私を起こすのは 冬の太陽? 春色の風? 重いブーツを脱いでごらん 春色のスニーカー履いて駆けて行こうよ 羽が生えたみたいでしょ …

ショートヘア

「 ショートヘアが似合いそうだね 」 彼の言葉を真に受けて ミディアムロングの髪を切った あなたは何て言うかしら… あなたの瞳にどう映るかな 鏡の前で はにかみ俯く 思い切って 今年はチョコでも渡してみようか ショートヘアが好きだと言う彼 長い髪の女の…

December

星のティアラを髪に飾り シャンパンゴールドのドレス纏って 逢いに来たのよ 私はDecember 冬の色した北風連れて 秋色残した樹々揺らし 星の瞬き唇に乗せ モノクロの世界… 光と煌めき届けに来たの 夜の中 白く燻る溜息を 鈴の音色で包んであげる 想い愛う 離…

ありがとう秋

大好きな秋 此処にどんなに 居たくても ずっと居心地のいい侭ではいけないの この先どんなに冷たい風に吹かれても 私はもう…行かなくちゃ… 行かなければ 変われないから 暖かな 風のメロディと 木漏れ日の眩しさ想い出 胸に抱き 次の季節へ旅立つわ… 「 サヨ…

雨月夜

見えなかったね 十五夜の月 見えなかったね 銀の満月 怨めしげに 窓の外 唇尖らせ 苦い表情 こっちへおいで 暖まろう… 引き寄せる肩 心に満月浮かべてよ ほら… 月夜潤す 雨音は 君の鼓動と やさしく重なり…

恋華

叶わぬ恋ほど 燃え上がり 切なく苦しく 胸焦がし 悪戯な 甘い囁き 捉われたまま 逃れずに 唇奪われ ぬくもり溺れ 刻が経てば 消えてしまうの? 悪い人… 色鮮やかに 熱帯びたまま 恋の病は 醒めやらぬまま…

いつ…いつか…

たくさんの刻 過ごしてきた日々 いつも一緒にいられるものだと 思っていたけど いつの間にか 離れてく… 合わなくなった タイミング アナタが私に 合わせてくれてただけだったのね やさしい人… 季(とき)の悪戯 散って離れても いつかまた 一緒がいい… たく…

刹那のときめき

蒸すほどに 暑さを残す 夏の宵… 遠くの空に ドン!ドン!ドン! 立ち止まった 帰り道 胸踊る 色とりどりの 花咲き乱れ… 隣のキミもキラキラ輝く そんな横顔 こっそり見つめ 刹那のときめき そっとしまった キミは何を想っているかな… 夏が来るたび 今このと…

微音

喧騒に掻き消されそうな 微弱な音 誰にも見えない 透明な音 いつもの笑顔で聞いてくれる? 聞いてほしいような 聞かれたくないような… 届けたいような 届いてしまったら困るような? そっと俯き 恥じらいながら 風に揺られた 白い鈴 音に乗せた メッセージ… …

華麗

眩しくて 鮮やかで 濃くしていくよ 熱風も キミの前で 立ち止るから 半袖のキミに ドキッとさせられた 今日は髪をアップにしてたね 肌さらし キモチまでも ありのままで いられる気がする 赤 あお キイロ どれも素敵な 夏色だけど いちばん好きな キミの色に…

憂い抱きしめ

傷痕は 癒えることなく でもそこに 憂い抱きしめ 慰めの色 やさしい君はいつも笑ってる その笑みの下には傷もたくさんあるんでしょ… 痛い事 ぜんぶ隠すように 誰も困らせないように 灰色の街 色づける みんなの憧れ ここで少し 雨やどりしてもいいですか や…

対岸の光

翻弄させられる・・ 止めることの出来ない濁流 渡れない 大きな河 その対岸に 遥かに拡がる光りの渦は 届くことのない金色の光 ぼやけて消えて・・ また浮かび 幾度となく色を変えてく・・ 目の前の流れに逆らうことも出来ず 佇みながら ぼーっと眺めた こ…