青の中を泳ぐ

倉庫 .。.:*☆

想.。.:*・☆

無題

日付変更線はもう越えた 戻らなければならない時間が 来てしまったのよシンデレラ 言いそびれたサヨナラの代わりに ガラスの靴は置いて行くわね 楽しかった時間はすぐに終わってしまうけど 温もりはそのままにして行くわね その温もりもやがて夜空を巡る ス…

無題

誰のせいでもない 自身が招いた結果 うまくいかなかった事 叶わなかった想いや届かなかった手紙 たくさんの悲しみが心に散らばる 同じ闇なら広大な宙に葬って いつか光輝く星になるといい 目に映るもの全て 自分好みであって欲しいと 願った罰 望まないエン…

もう…

もう二度と逢えない事がこんなにも 痛いと思わなかった いや、こんな日が本当に来ると 思いたくなかったから ただ現実から 目を逸らしてただけかも知れない ただの自己満足 脆い糸 いつ切れてもおかしくないのに 勝手に繋がっている気になっていた 満ち潮に…

シャララ

夕日に重ねる蜻蛉の薄羽 静かに始まる鈴虫の奏 水晶の煌めき揺れる 黄金の穂 清朗な空気が夏の名残りを消して行く シャララララ… 透明な色に何処からか 甘い香り振り撒く 金木犀 透き通る風 名を付けるなら 幸色の風 捉えられてく甘く透明な腕の中 優しく燃…

片翼の天使

舞い上がる邪悪な強者 撃ち落とされる気弱な天使 堕ちた所は不条理な場所 誰かとぶつかり合う度 ひとつひとつと むしり取られく羽 ふらつきながらも 何とか辿り着いた現在地 生きろよ生きろ… この腕を引くように 真っ直ぐ伸びる飛行機雲が どこまでもどこま…

涼しい朝 今年最後かもしれないアイスコーヒー 曖昧な季節に揺れる花 難しい事など置いといて 綺麗なものだけをコラージュ出来たら 風鈴の音はやがて鎮まり 実りの知らせがあちこちから届く 黄金色が唄いだす 木々が色付きの準備を始める 雲の隙間に気持ちを…

遠い空の下

友達に囲まれて あなたが私を見てない時間が あまりにも綺麗で楽しそうで 私はどこまでも沈んでしまいそうになった けど、あなたにはそのままでいてほしい たぶんあなたはそこにいて いつも今も何かをしていて あなたの事だから 自分よりも人を大切に 絶え間…

泡沫の夏

夏の思い出はいつも儚い幻想のように浮かんでは消えていく 一日一日が夢中だった日が 泡沫の夢のよう 浴衣着てお出かけしたいな 海にでも出かけてみない? 暑いよどこに行っても混んでるし 今日は何して遊ぼうか 絵日記に何書く? なんて そんな悩みが幸福だ…

無限の向こう側

絶対抱きしめる事が出来ない遠い人 でも近くに感じる星のような人だった 届かないごめんねを瓶詰めにして この星の河に流したら いつかあなたの目に留まるでしょうか 時は流れる時代も変わる 季節も想いも姿も見る夢も みんなみんな変わってしまうけど 暗闇…

僕だって君だって散るために生まれてきたわけじゃないだろ世界を彩るために生まれてきたんだ…

真っ青に澄んだ空に 冷たい風が流れています遠くの山が真っ白に気高く聳え立っています小さな花の声が聞こえ始めた街の中環境が変わる人の心がざわつき始めていますそちらから見る景色はどうですか?いい春の日ですね心の重りを置いてってください自由に空を…

Hello

1・2・3…自分の色を見つけながら鮮やかに数字を重ねてく気の早い春の風が暖かな雫をパタパタ落としてく濃いピンク 薄いピンク 白雨上りのやわらかな日射しをたっぷり吸収した梅やユキヤナギの花々の小さな声が聞こえ始める愛した昨日が今日に生まれ変わって…

色鉛筆

他の何にも染まる事はありません何て頑固者なのでしょう他の何にも染まる事が出来ないのです何て不器用なのでしょうこの真っ白な画用紙にキミと私とで何を描きましょうか生きてる意味を見つけたいのですぼやけてしまった感情や冬の空気を眠らせて色彩豊かな…

薄月夜

窓の外に灯る月が 私を誘う 温もり残る窓を開けると 流れ込む 冷えた空気 もう虫の声も聞こえない 金木犀も香らない 秋がいなくなる前に 夜の調べを聴きながら 薄い銀の波間を泳ぎましょう 疲れたよね 頑張ったよね 君は何処で どんな気持ちで見上げるのかな…

パレット 2

紫 ピンク オレンジ 赤… がほしい 青

ハーバリウム

花の時間が止まってしまう 春に夏に愛したものが消えてしまう 秋は少し苦手だ 枯れた花は 二度と同じ顔して笑わない事を知っている だから綺麗なまま閉じこめた 君の中ではもう過去かな 私の中では永遠なんだ 瓶詰めにした言葉が 今も色褪せないまま あの日…

秋…

水晶の煌めき揺れる 黄金の稲穂 清朗な空気が夏の名残りを消して行く ふいに香った金木犀 擦り切れた心が 甘く透明な腕の中にとらえられてく 季節は加速 一段と高くなった空と雲 優しく燃える夕焼け纏って 静かな夜を抱きしめて 哀愁が少し漂うけれど 明日が…

yellow

日の光が突き刺さるような夏の日 暑さに負けそうになる 思考が壊れそうと嘆く私を抱きしめてくれた いつか君の本当の笑顔を見たいと慰められながら 命を燃やして叫ぶ 蝉の声が響く中 青すぎる空に向かって 背伸びするあなたが 大好きです いつもありがとう …

ヒーロー(娘目線)

油のにおい 汗のにおい タバコのにおい 洗濯の後まで残る 独特のにおい 胸のポケット キャップが外れ 出し忘れた ボールペン インクが滲んで 落ちない汚れ あなたの作業着は臭かった あなたの作業着は汚かった だけどあなたは 格好良かった… ぐにゃりと潰し…

ヒカリへ

*・゜゚・*:.。..。.:*・'🌟・*:.。. .。.:*・゜゚・* 久しぶりに前向きな詩…

イロトリドリ

朝 やさしく 「 行ってらっしゃい 」 夕方やさしく 「 お疲れさま 」 語りかけてくれる駐車場の隅の紫陽花 *・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・* 。。

ありがとう

どんなに離れても 大人になっても あなたは私を見捨てなかった 忘れることはなかった 弱いクセに意地っぱりで あなたの遺伝子を シッカリ受け継いだ私 互いに譲らないで ケンカした日も お椀からたちこめる湯気がいつも暖かで 変わらない愛で包んでくれた 言…

皐月の扉

透明な春をくぐり抜け 皐月の扉開け 踏み出せば 街中を碧に染める 爽やかな風 翳した 五本指の隙間から溢れる光 陽射しに背中を押され 溢れるハミング 木漏れ日にクラクラしながらも 心が青とひとつになりたいと叫んでる 少しずつ 太陽に近づく季節 誰よりも…

さくらさくら

さくら さくら ほんの ひととき でも わすれない さくら さくら であいも わかれも いとしさのいろで そめあげて さくら さくら はじめましてが とびかう まちなか さくら さくら きぼうと ふあん みえかくれ さくら さくら はなふぶき すすむ せなかに あと…

ハルイロ

少し前に書いた詩です。何となくまだ冬の内容ですね。 忙しくてなかなかアップ出来ませんでした。 硬い蕾も花開き。今は🌸満開です。 すっかり暖かくなりましたね。 🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

amethyst.。.:*

蒼い空に想いを描いて 薄紫に染めていく 差し出した心に 溶けこんでいく 一粒の星 紫の空 この身を馴染ませ 深く静かに輝いていく 蒼い海に 想いを注いで 薄紫に染めていく 酩酊、涙を吸い取って 呑みほしていく 素敵な夢だけ 甘い夢に ほんのり酔って 深く…

回れ回れ飛べ飛べ飛べ

どこにだって行けるんだ 小さい頃は 皆、そう思っていたはず けど、いつからだろう 大人になると自由が無くなる 飛べないだなんて… 動物たちは冬眠するけど 人間(ひと)は そうもいかない どんなに厳しい環境の中でも 日々変わりなく過ごす事を強要される …

オレンジ

新しい年の光 オレンジが街中を包む 朝日の美しさに息を飲む まだ 街も心も濁ってないから 空がいっそう輝いて見える 夢の中で誰かがいたような… 笑って話してたような… そんな気配を 朝の光に散りばめて 温かい気持ちになっていく どれが正しい生き方なんて…

モノトーンに染まる冬 この時ばかりは街路樹も 煌びやかに飾られる 速足で通り過ぎても 耳に残るお決まりの歌 無駄にしか思えない 派手な電飾 見上げたツリーは とても綺麗で 行きずりの人の笑い声さえも 一層 孤独を誇張させる クリスマスだと浮かれる街は …