青の中を泳ぐ

倉庫 .。.:*☆

遠い空の下

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友達に囲まれて

あなたが私を見てない時間が

あまりにも綺麗で楽しそうで

私はどこまでも沈んでしまいそうになった

けど、あなたにはそのままでいてほしい

 


たぶんあなたはそこにいて

いつも今も何かをしていて

あなたの事だから

自分よりも人を大切に

絶え間なく動いているのだろう

 

 

もう探しはしないよ

もう目で追わないよ

 

 

あなたが何処かで笑っていてくれたらそれでいい

 

 

季節は幾つ過ぎても

空はいつも

あなたを暖かく見守って行くだろう

 

 

 

.。.:*☆

 

 

 

 

泡沫の夏

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夏の思い出はいつも儚い幻想のように浮かんでは消えていく

 


一日一日が夢中だった日が

泡沫の夢のよう

 

 

 

浴衣着てお出かけしたいな

 


海にでも出かけてみない?

 


暑いよどこに行っても混んでるし

 


今日は何して遊ぼうか

 


絵日記に何書く?

 


なんて

 


そんな悩みが幸福だった遥か遥か遠い日

 

 

 

*・゜゚・*:.。..。.:*・🌻*:.。. .。.:*・゜゚・*

 

 

 

溶けない夏

 

秋はきまぐれ

嵐が去ったと思えば

夏の名残をまた連れてくる

 

スローダウンした季節は

仕舞おうとしていた夏服を

もう一度着るチャンスをくれた

 

どこにも行かないと決めても

急に海が見たくなったり

 

何もしないと決めても

まだ何かやりたくなったり

 

やり残した事を探してる

 

キラキラ光る水たまり飛び越えれば

まだそこに溶けない夏

 

 

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せぷてんばー

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カレンダーを一枚めくる

夏らしい事  今年も何もしてないな…

いつからだろう

夏を心から楽しめなくなったのは

これが大人になるという事なのだろう

 


8月の終わりと9月の始まり

日付けを一日  跨ぐだけなのに

大きな境界線をいつも感じる

夏の終わりのありがちな歌を

頭の中で再生させながら

 


琥珀色の空間に長い列を作る車は

夏の余韻を抱えた人々を乗せ

それぞれの帰るべき場所へと向かう

「楽しかった」をまたひとつ

記憶のカレンダーに追加させるのでしょう

 


少しずつ早くなる夕暮れ

信号機が青に変わったら

いつもの日常を歩き出すだけ

涼しさを含みだした風に安堵して

低空飛行のトンボの行方を目で追いながら

 

 

 

 

🌙*・゜゚・*:.。..。.:*

 

無限の向こう側

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絶対抱きしめる事が出来ない遠い人

 

でも近くに感じる星のような人だった

 

届かないごめんねを瓶詰めにして

 

この星の河に流したら

 

いつかあなたの目に留まるでしょうか

 

時は流れる時代も変わる

 

季節も想いも姿も見る夢も

 

みんなみんな変わってしまうけど

 

暗闇の中 瞳から離れないその光は

 

記憶のなかでずっとそのままなんだろうな

 

雷雲の向こう 漆黒の闇に

 

限りない輝きを放ち続けるのでしょう